第14級9号認定（事前認定）・431万4137円（和解）の解決事例

①後遺障害認定のポイント
死角である背後から予期せぬ衝撃を受けた事故態様（追突事故）に加えて、通院期間及び回数が多いこと等が、第14級9号が認定されたポイントであったと考えます。

②過失割合のポイント
本件は、同乗中に追突された事案であり、被害者の過失がないことに争いはありませんでした。

③損害額のポイント
休業損害について、症状が時間の経過とともに軽快し、症状固定時には労働能力喪失率が5％となったと認められるところ、本件事故の直後における労働能力喪失率を75％（5級をやや下回る程度）と評価し時間の経過とともに労働能力喪失率が逓減したものと評価するのが相当であり、休業損害の算定に当たっては、全期間を通じて40％｛（75％＋5％）÷2｝と同額になるとの和解案を提示していだくことができました。
症状及び家事労働の支障を具体的に主張したことがポイントであったと考えます。