第14級9号・320万円(裁判)の解決事例

第14級9号・320万円(裁判)の解決事例

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・裁判において、20代男性の逸失利益の基礎収入について、学歴別・年齢別の平均賃金を前提とした賠償額の案が提示され、和解が成立した件

  • 四輪車同士の事故
  • 第14級
  • 疼痛等感覚障害
  • 神経系統の機能又は精神
被害者
20代男性
当事者の車種など
普通乗用自動車 対 普通乗用自動車
主な傷病名
頚椎捻挫、腰椎捻挫、右肩・左肘・右股挫傷等
後遺障害等級
第14級9号
弁護士特約
あり
解決方法
裁判上の和解
被害者への当初の提示金額
176万5397円
解決金額
320万円
増額分
143万4603

後遺障害の認定手続き

弁護士依頼前の事前認定

第14級9号(腰部捻挫後の腰痛)

本件事案の内容

自動車を運転する20代男性が、自動車に追突される交通事故に遭い、事前認定により第14級9号の認定を受けた上で、保険会社からの賠償金の提示を受けましたが、提示金額が低額であったため、損害賠償請求を当事務所に依頼されました。

解決までの流れ

相手の保険会社との間で示談交渉を行いましたが、損害額について双方の主張に大きな隔たりがあったため、裁判を提起し、裁判上の和解により解決しました。

賠償額(和解案)の詳細
当初の
提示金額
解決金額(和解案)
人的
損害
治療費 135万1089円 135万1089円
通院交通費 1万3230円 4万2780円
傷害慰謝料 100万2167円 121万円
逸失利益 0円 76万2096円
後遺障害慰謝料 75万円 110万円
後遺障害診断書代 0円 5000円
小計
311万6486円
447万0965円
既払金 -135万1089円 -135万1089円
和解調整金 0円 8万0124円
176万5397円
320万円
弁護内容とポイント

①後遺障害認定のポイント
依頼前に、被害者本人が14級9号の事前認定を受けておられました。
年齢はお若かったですが、
(1)MRIにて、L4/5、L5/S1棘間に高輝度変化が認められこと
(2)通院期間が長く、通院回数が多かったこと
が認定されたポイントだとと考えます。

②過失割合のポイント
本件は追突の事案であり、被害者に過失がないことは明らかな事案でした。

③損害額のポイント
逸失利益の基礎収入について、学歴別・年齢別の平均賃金を前提とした和解案が提示していただくことができました。
損保一般試験に合格して保険募集業務を開始したこと及び事故後に自動車個人販売を開始したこと等を主張することにより、学歴別・年齢別の平均賃金を採用した和解案を提示していただくことができたものと考えます。

弁護士 堤 創
監修者

弁護士 堤 創

/

愛知県弁護士会所属

登録番号25829.司法修習50期.名古屋大学法学部卒業.

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