第10級11号(事前認定)、3500万円(和解)の解決事例
・裁判において、第10級11号の後遺障害認定を受けた件の逸失利益について、基礎収入を賃金センサス(男性・大学卒・全年齢)、労働能力喪失率を27%、労働能力喪失期間を43年とする和解案が提示され、和解が成立した件
・裁判において、直進した単車と道路外に出るために左折した四輪車との事故について、過失相殺を15%とする和解案が提示され、和解が成立した件
- 単車と四輪車との事故
- 第10級
- 機能障害
- 疼痛等感覚障害
- 下肢(下肢及び足指)
- 神経系統の機能又は精神
- 被害者
- 20代男性
- 当事者の車種など
- 普通乗用自動車 対 普通自動二輪車
- 主な傷病名
- 右腓骨骨折術後右足関節拘縮等
- 後遺障害等級
- 第10級11号
- 弁護士特約
- なし
- 解決方法
- 裁判上の和解
後遺障害の認定手続き
弁護士依頼前の事前認定
第10級11号(右足関節の機能障害及び通常派生する関係にある右足関節痛等の症状)
会社員の20代男性が、バイクに乗って道路を直進したところ、道路外に左折して出ようとした車に側面衝突される交通事故に遭い、事前認定を受けた上で、保険会社から賠償金額の提示を受けましたが、提示金額が低額であったため、裁判提起を予定した上で、損害賠償請求を当事務所に依頼されました。
裁判上の和解により解決しました。
| 当初の 提示金額 |
解決金額(和解案) | ||
|---|---|---|---|
| 人的 損害 |
治療費 | 104万0890円 | 103万0090円 |
| 入院雑費 | 0円 | 4万9500円 | |
| 通院交通費 | 2万5860円 | 2万5860円 | |
| 装具代 | 10万5481円 | 10万5481円 | |
| 休業損害 | 26万7008円 | 24万3351円 | |
| 傷害慰謝料 | 90万6733円 | 190万円 | |
| 逸失利益 | 1199万円 | 3139万0618円 | |
| 後遺障害慰謝料 | 187万円 | 550万円 | |
| 後遺障害診断書代 | 0円 | 1万0800円 | |
| 小計 |
1620万5972円
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4025万5700円
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| 過失相殺 | 20% | 15% | |
| 既払金(任意保険) | -141万5161円 | -141万5161円 | |
| 調整金 | 0円 | 219万7816円 | |
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1154万9617円
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3500万円
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①後遺障害認定のポイント
依頼を受ける前に認定を受けておられましたが、
(1)右腓骨開放骨折が認められたこと
(2)骨折観血的手術が施行されたこと
(3)骨折後の拘縮が認められたこと
(4)足関節について、背屈(伸展)の他動角度が右0度・左20度、底屈(屈曲)の他動角度が右20度・左45度であったこと
が第10級11号の認定のポイントであったと考えます。
②過失割合のポイント
加害者(被告)からは、被害者(原告)に著しい前方不注視、著しい過失が認められるとして、30%の過失相殺が主張がされましたが、裁判所から、過失相殺を15%とする案を提示していただくことができました。
(1)別冊判例タイムズ38【213】を参照すべきと判断されたこと
(2)合図遅れにより5%の修正要素が認められると判断されたこと
(3)実況見分調書において、合図をした位置と衝突した位置との距離が16mであったこと
がポイントであったと考えます。
③損害額のポイント
逸失利益について、基礎収入を賃金センサス(男性・大学卒・全年齢)、労働能力喪失率を27%、労働能力喪失期間を43年とする案(3139万0618円)を提示していただくことができました。
(1)年齢が若いこと
(2)大学(工学部)を卒業したこと
(3)機能障害であり、器質的変化によることが明確であること
がポイントであったと考えます。